南海興業分会
この組合は、社長の放漫経営による莫大な借金の尻ぬぐいのために、実施された度重なる賃下げに対し異議を唱え、又、社長はじめ一部の幹部による無駄使いをただすために結成しました。
これに対し、会社は昨年春には賃下げを強行し、露骨な組合員の脱退工作を繰り返しました。
分会委員長は、仕事を奪われ、その後「横領した」などとありもしないデマをでっちあげられ、解雇されました。その他にも、16年間事務をしていた組合員を産業廃棄物の工場現場へ異動したり、夜勤専門の組合員を日勤に移し、賃金を5万から7万円引き下げました。
これに対し、私たちは、大阪府労働委員会への救済申立て、裁判所へは不利益変更の弁済などを求めて提訴しました。
大阪府労働委員会への救済申立て事件は申立てから1000日を要しましたが、全面的な勝利命令を勝ち取り、会社は上申せず、確定しました。会社は異動などの撤回と弁済に応じています。裁判は2023年10月2日に証人調べがあり、年末年始ごろの判決予定です。